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No.84(2011/8/30)
広島・長崎で反戦と平和を誓う
 人類史上最大の悲劇である広島・長崎への原子爆弾投下から、今年で66回目を迎えた。
 連合は「戦争の愚かさ」「核兵器の悲惨さ」を再確認し、平和の尊さを語り継ぐため、広島・長崎で平和行動を展開。恒久平和の誓いを世界に発信した。
 また広島市の主催する広島平和祈念式典には66ヵ国の代表が出席。長崎平和祈念式典では初めて米国政府を代表して、在日米国大使館・ズムワルト駐日主席公使をはじめ25ヵ国の代表が出席した。
 
 
核兵器廃絶2011平和ヒロシマ大会
 連合は原水禁と核禁会議と共催で、「核兵器廃絶2011平和ヒロシマ大会」を8月4日、広島で開き、全国から連合加盟組織の組合員・家族など約6500人が参加した。
 はじめに主催者を代表して連合・南雲事務局長は「原爆投下から66年を経過してもいまだ多くの方が苦しんでいる。連合も核の脅威の根絶と世界恒久平和の実現に向け、世界の仲間と連携・連帯し行動していく。日本政府は被爆国として、国是である非核三原則を堅持し、平和市長会議が提唱する2020ビジョンの実現など核兵器廃絶の具体的進展に向けた積極的な役割を果たすべき」とあいさつ。続いて、核兵器廃絶と世界の恒久平和実現に向け取り組むとの決意を込めた「ヒロシマからの平和アピール」を全体の拍手で採択。最後に、参加者全員で「原爆を許すまじ」を斉唱し、大会を終了した。
 
 
核兵器廃絶2011平和ナガサキ大会
 連合は広島の平和行動に続き、原水禁と核禁会議と共催で「核兵器廃絶2011平和ナガサキ大会」を8月7日、長崎で開き、約4500人が参加した。
 主催者を代表して連合・古賀会長は「世界の核兵器は2万発以上あり、人類は核兵器の脅威にさらされている。国際社会がNPT非加盟の核兵器保有国に対して、すべての核兵器放棄を強く求めていかなければならない」とあいさつ。
 次に被爆者の訴えでは、「われわれ被爆者はこの惨劇を語り継いでいく責任がある。核と人類は共存できない。核兵器禁止条約の実現を世界平和の新たな指標として、一人ひとりの力を結集させよう」と参加者に訴えた。
 参加者からは「平和な世界の実現には、被爆地で体験したことを職場や地域で語り継いで行くことが重要だ」「核兵器を持つことがどんなに愚かなことか、世界の仲間に発信していきたい」などの感想が聞かれた。
 
  おわりに
 広島と長崎に投下された原子爆弾で20万余の人命が一瞬にして奪われた。かろうじて死を免れた被爆者も白血病やがんなどのいつ発症するともしれない原爆症と向き合いながら戦後を生き抜いてきた。「原爆死亡者名簿」には、広島で27万5230人、長崎で15万5546人が記載されている。
発行:財団法人 国際労働財団  http://www.jilaf.or.jp/
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