バックナンバー

No.60(2011/2/4)
ILO支援によるインドネシア金属労組の組織化セミナー

 インドネシアの輸出加工区(EPZ)ではILO支援により、金属労組加盟組織であるインドネシア金属産業労働組合連盟(FSPMI)とインドネシア繁栄労働組合会議・金属/機械/部門(LOMENIK)で組織化の推進に携わる可能性がある労働組合役員を対象とした「労組組織化セミナー」を2011年1月、メダン・プンチャク・バダムで開催した。このセミナーは組織化戦略計画について知見を高めることを目的としている。
 セミナーではインドネシア各地のEPZで活発化している電子部品供給企業の組織化へ向けて、(1)EPZの労働者が自発的に組織化委員会を立ち上げるため、参加者は地域の産業配置マップを作成する基礎知識の取得(2)組織化の権利を理解するため国内法(3)ILO条約――などを学び、参加者同士が刺激し合い、今後、自信を持って組織化活動できるセミナーとなった。
 また、世界各地のEPZ労働者の大部分は女性労働者であり、多くの多国籍企業に雇用され、労働者の権利が無視されていることは広く知られている。インドネシアのEPZでも例外でなく、労働者の権利の搾取が行われている。今回のセミナーに参加したFSPMIとLOMENIKの金属労組リーダーは、このように権利が奪われている労働者を組織化する協働計画を明らかにした。
 FSPMI・サイド イクバル会長とLOMENIK・エドワルド マルポン会長は、「EPZの労働者を組織化し、その権利を守ることが緊急課題である」と訴えている。
 

参考資料:IMFニュース

韓国労働組合総連盟(FKTU)の新委員長にイ・ヨンドク氏を選出

   韓国のナショナルセンターであるFKTUは、第23代役員選挙を1月25日に開き、委員長と事務総長候補に3組のペアが出馬した。
 この中でイ・ヨンドク氏とハン・ガンホ氏のペアは、現執行部の与党ハンナラ党(GNP)との協調路線を批判し、「労働組合の基本路線に戻ること」を強調して第1次投票で有効投票数の過半数を獲得、 元委員長であるイ・ヨンドク氏が新たに選出された。
 イ・ヨンドク新委員長はもう一つのナショナルセンターである「韓国全国民主労働組合総連盟(KCTU)との連携を模索する」と述べている。また、FKTUが政府と結んだ政労協定を破棄することを明言しており、雇用・労働省(MOEL)との関係悪化が懸念されている。

イ・ヨンドク新委員長
銀行に就職後、韓国金融業労働組合委員長を務め、その後は2年間FKTU委員長を務めている。

ハン・ガンホ新事務総長
サンヨンセメント労組出身。韓国化学連合労組の委員長や最低賃金委員会、社会経済発展委員会の委員を歴任。

参考資料:韓国国際労働協力院(KOILAF)ホームページ

発行:財団法人 国際労働財団  http://www.jilaf.or.jp/
Copyright(C) JILAF All Rights Reserved.