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No.52(2010/11/5)
JILAFカンボジア・モンゴルチームの「平和アピール」

 2010年9月26日から10月9日までJILAFの招聘で来日した「カンボジア・モンゴルチーム」は、広島の平和記念資料館、原爆ドームなど平和公園を視察し、彼らは広島の原爆の恐ろしさに衝撃を受け、次のような感想を述べた。
 「広島の被爆後の実相を実際に自分の目で見て、平和の尊重、とりわけ、核兵器を用いた戦争を二度と起こさせないことを繰り返し訴え、世界に発信していく必要性を感じた。」
 そして彼らは、日本における北朝鮮による拉致被害者の早期帰国の取り組みにも賛同し、プログラム参加者8名全員の総意として、「核兵器の廃絶と世界の恒久平和の実現」と、「北朝鮮による拉致被害者の一日も早い解放」を内容とする「平和アピール」をとりまとめた。
 参加者を代表してモンゴルのガンボルト・スフバータル氏が、「このアピール文が日本国民だけでなく、世界中の人に世界平和の実現を呼びかけることになるよう願っている。」と述べ、アピールを行った。

 連合、原水禁、核禁会議は、核兵器廃絶による世界の恒久平和の実現をめざし、2010年4月の「核兵器廃絶を求める署名」(660万筆超)の鳩山総理大臣(当時)への提出、5月の「核兵器廃絶・2010ニューヨーク行動」、8月の広島・長崎平和行動をはじめとする平和運動の取り組みをすすめている。
 今後も、国際労働組合総連合(ITUC)や「平和市長会議」、多くのNGOとも連携し、核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現に向けて、国内外の世論の喚起に取り組んでいくことにしている。

 国際労働財団(JILAF)の招聘プログラムでは、アジア・アフリカ・中南米を中心とする諸外国から若手労働組合指導者を年間約100名程度招聘している。
 招聘プログラムでは、日本の労働運動、労使関係、労働法制に関する講義や連合、厚生労働省、構成組織、地方連合会等への訪問をプログラムに組み込んでいる。また、一部のプログラムを除いて、招聘者に日本の平和運動の取り組みについて理解を深めてもらうため、自主財源により広島又は長崎を訪問している。

UNI世界大会および世界女性大会を長崎で開催
長崎市内を走るUNI世界大会PR路面電車

 国際産業別組織(GUF)の1つであるUNI(Union Network International「本部スイス、ニオン」)は11月9~12日、長崎市で世界大会を開催する。長崎県立総合体育館を会議場とするこの第3回UNI世界大会には加盟組合から約2000人の代議員やオブザーバー、来賓らが出席する。また、世界大会直前の11月6~7日に同じ会場で世界女性大会も開かれる。
 「Breaking through=突破」をスローガンとする世界大会中には長崎平和公園での平和集会も予定されている。海外からの基調講演者として国際的なシンクタンクRe・Define常務取締役であるソニー・カプール氏、核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)共同議長ギャレス・エバンズ氏、ノルウエー・ピープル・エイド(NPA)代表フィン・エリック・トーレセン氏の3氏が予定されている。ソニー・カプール氏は「グローバル経済危機において、雇用と公正を」のテーマに講演する。オーストラリアの元外相のギャレス・エバンズとフィン・エリック・トーレセンの両氏は「平和」の議題で講演する予定である。トーレセン氏のノルウエー・ピープル・エイドはノルウエイー最大級の人道支援組織で労働運動と深いかかわりをもっており、同氏はかってUNIの世界執行委員を務めていた。NPAは現在、世界30ヵ国で400のプロジェクトを展開しているが地雷廃絶運動もその中核的な活動の1つとしている。

 UNIには世界150ヵ国、900組合、約2000万人が加盟。2000年に国際コミュニケーション労連(CI)、国際商業事務専門職技術労連(FIET)、国際製版印刷労連(IGF)、国際芸術マスコミ芸能映画放送労連(MEI)の4つのGUFが統合して誕生し、2001年に第1回UNI世界大会をベルリンで開催。日本から情報、商業、自動車、郵便、保険などから15の組織が加盟している。 UNI長崎世界大会の受け入れは、UNI日本加盟組織連絡協議会(UNI-LCJapan)があたる。

発行:財団法人 国際労働財団  http://www.jilaf.or.jp/
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