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No.45(2010/9/29)
バングラデシュ船舶解体工場で労働災害

 バングラデシュ・チッタゴン近郊のスルタナ船舶解体工場で7月12日、石油タンカー解体時に火災が発生し、労働者1人が死亡、4人が負傷した。この事件で国家環境局の審理が開始され、火薬部門の検証によると、タンカーに石油物質の残滓が残されていたため、火災が発生したことが明らかとなった。
 その後も国家環境局の調査で[1]工場が安全衛生基準に違反していたこと[2]安全対策と被災者救済装置が欠落していたこと[3]石油関連物質を焼却し、環境汚染をもたらしたこと――なども指摘された。
 バングラデシュ環境局はこの船舶解体工場に対して、労働者の安全と環境汚染防止を無視したとして、1万ドルの罰金を科した。 労働者の安全配慮が欠けていたことで罰せられたのはこの30年間ではじめてのことである。

参考資料:IMFニュース

パキスタンにおける非正規労働者の重要な勝利

   コカコーラ・パキスタンでの労働組合設立における経営側との長く厳しい闘争がようやく終わり、包括的な協約が結ばれた。ムルタンにあるコカコーラ・ボトリング工場で働く187人の労働者は、労組が承認され、非正規職は正規職に変更された。
 締結された協約では、「不公正に解雇されたすべて労働者は補償され職場に戻った。会社はPEU(People's Employees' Union)を国際食品関連産業労働組合労働組合連合会(IUF)に属し、ムルタンボトリング工場の従業員を代表する組合と認め、組合役員や組合員に対する嫌がらせをしないこと」を保証した。
 その協約の実行についてはIUFが国際的に監視を行い、また協約実行委員会をIUFとそのパキスタンの加盟組合であるコカコーラ・ビバレッジ・パキスタン・リミテッド(CCBPL)を設置し、フォローして行く。

参考資料:IMFニュース

発行:財団法人 国際労働財団  http://www.jilaf.or.jp/
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