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No.28(2010/4/9)
韓国金属労組・労働災害に対してグローバルキャンペーン展開

 IMFに加盟する韓国金属労組(KMWU)は3月1日、韓国・サムスン電子と韓国政府に対し、[1]労働災害死に対する責任の受け入れと安全性の向上[2]労働条件向上――を要求するキャンペーン共闘を展開した。
 この要求は有毒化学物質に犯されているサムスンの電子部品組み立て工場で働く労働者の中で、がん症候の疑いが増加している現状に答えたもの。サムスン電子のがんによる労働者の死亡事故は、[1]米国におけるIBM半導体工場の労働者のがん死亡[2]英国におけるナショナル・セミコンダクターのがん死亡[3]台湾におけるRCAのがん死亡――と極めてよく似ている。
 また、サムスンの半導体工場で働いていたユーミ・ワンは22歳の若さにもかかわらず白血病で死亡し、その3回忌が3月6日に行われ、彼女の死と同様の事例で死亡した労働者の死はサムスンに、[1]半導体工場の危険に対する責任を受け入れること[2]これらの被害の補償をすること[3]サムスンは労働者の尊厳が尊重される有毒物の無い職場を実現し、将来、労働者が悲哀を被ることの無いようにすること――などをKMWUが要求した。
 また、半導体産業の人権と健康を守る支持者(SHARPS)は、KMWUやアジアモニター資源センター(AMRC)、労働災害被害者の権利を守るネットワーク(ANROAV)など、「技術の責任を追及する国際キャンペーン(ICRT)」の共闘組織で3月1日、世界の人々がサムスンに対して、[1]韓国政府はサムスンが労災の責任を取り、労働者が職場に置いて疾病や負傷の被害にあった場合、責任を持って保障するように措置する[2]韓国政府は労働者を守り、犠牲者やその家族に声をかけ、サムソンに説明責任を取らせる[3]サムスン電子は半導体産業の職場の危険性を労働者に明らかにする[4]サムスン電子は職場の安全と健全のために闘っている労働者に圧力をかけることは止めなければならない――などの要求を行うと訴えた。

発行:財団法人 国際労働財団  http://www.jilaf.or.jp/
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